いい気がいっぱい

 ハインツの煮込みハンバーグ秋となり
 秋ですねー。朝、ゴミ出しにサンダル履きで外へ出ると、爽やかな気に触れ、思わず深呼吸してしまいます。気功にはもってこいの季節。こんなにいい気を吸わない手はありません。空の青も濃くなり、向こうには富士山が見えます。

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パクッ

 土曜気功虎も歩けば蛇も這う
 夕飯の時でした。匂いに惹き付けられてか猫がやってきました。この辺りは、猫町と呼びたくなるぐらい、猫が多いのです。
 一度餌をやると癖になりますから、決して甘やかしません。シッシッ。網戸越しに追い払います。が、昨日は、なかなか帰ってくれません。それどころか、こちらをキッと睨み、睨んで、向かってくる勢いです。なにをクソッ、と睨み返しました。と、バッと飛びかかってきまして、しゃがんでいたわたしは思わず尻餅をついてしまいました。
 何事が起こったのかと見てみると、猫が網戸にいたカナブンに飛びかかり、一撃で仕留めたのです。野生を垣間見た瞬間でした。
 髪乱し山姥かとぞ気功婦人

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蜘蛛はダニを食べるか

 煮卵や染み入る秋を待ちにけり
 蜘蛛はダニを食べると、どこかで聞いたことがありまして、室内で蜘蛛を見かけても、そのままにしています。
 以前は、つぶさぬように気を付けて捕まえ、外に逃がしてやっていたのですが、ダニを食べてくれるのなら、益虫ということになりますから、飼うほどではないにしても、そのままほっといてもいいかと思うようになりました。
 今もあたしの右横のカーテンのところにおりまして、口の辺りをもぐもぐさせています。
 ただ、蜘蛛が本当にダニを食べてくれるのか、定かではありません。どなたかお尻の方は、失礼、お知りの方は、お教えください。
 十五夜の月を恃みて卵煮る

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悔しいです! 2

 地上への階段恨めし雨の秋
 昨日は気功の日。会社を出たらパラパラと小雨が落ちていた。そこで引き返せばよかったのだ。
 歩道を歩く人を見ても、傘を差していない人のほうが多い。ケータイを取りだし、横浜の天気予報を見てみた。曇り。傘マークはない。大丈夫だな。
 気功の日のわたしの楽しみは、始まる前にジョイナスの地下で回転寿司を食べること。わたしは、勝手にそれを祭りと称している。祭りが終って、地下街を抜け、地上に出ようとしたらどしゃ降りだった。く、く、く、く、くっそー!!!!! またか。
 結局、駅のキオスクで傘を買った。六〇〇円(税込)。情けない。
 八時四十五分に気功教室が終わり、外へ出たら、傘を差している人は誰もいない。晴れていたのだ。く、く、く、く、悔しいですっ!!!!!
 古代よりチタン合金ゲジゲジ来

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そばうどん

 階段を上り上りて虫の声
 急に思い出したように、そばやうどんを食べたくなる時があります。昨日がそれでした。
 家に帰って夕飯を食べればいいのに、それはそれとして、うどんが食いてえーーーっ!!(これが日によっては、そばのこともあります)となり、矢も盾もたまらずに川村屋に入りました。桜木町駅前にある立ち食い蕎麦屋です。イカ天うどん390円也。うめかったー! 満足!
 欲望を満足させ、電車の中では、九割がた出来ている懸案の原稿のことを考えていました。

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残暑

 夏休み終えて引きずる足となり
 大雨が止み、いよいよ涼しくなるのかと思いきや、また急に熱くなって、朝気功をしていると玉の汗が吹き出してきます。これはこれで気持ちいいのですが、あと数日のことでしょう。耳を澄ますと、秋の虫たちの声が聞こえてきます。
 少女来蓑虫風に吹かれたし

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条件反射

 十五夜の池のほとりの気功かな
 桜木町駅で電車を降り、改札を抜けて左へ出ると、みなとみらい方面ですが、すぐ左手にベックスコーヒーショップがあります。
 広い窓ガラス越しにカウンター席がずらりと並び、お客さんが外を向いてコーヒーを飲んだり、サンドイッチを頬張ったりしています。歩きながら、つい顔がそっちに向き、目と目が合うことも。
 昨日のことです。和服を着た初老のご婦人が、窓越しに、わたしに向かってニッと笑いかけてきました。後から考えれば、そんなはずはないのですが、パブロフの犬になったわたしは、条件反射して、ニッと、笑いに応じました。見ると、笑いと見えたのは笑いではなく、ご婦人が手鏡に向かって口を「え」のごとくにひらき、お化粧直しの緊張状態を顔につくっているのでした。
 笑顔でかえしたわたしは、ばつが悪くなり、そそくさと通りすぎました。

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