すり鉢

 咳共に自惚れもろくも凹みけり
 マイ・フェイバリトひかりなちゃんと、今度は秋田のだまっこ餅をつくろうと思い立ち、だまっこ餅ををつくるには、すり鉢が必要なので、売っていそうなスーパーマーケットに行きました。
 あるにはあったのですが、ままごとでもするんかい、といったサイズで、話になりません。そこで、今も重宝している業務用の大鍋を買った「いちのや」さんに出向きました。
 すでにシャッターが閉まっていましたが、看板に電話番号が書いてあったので、諦めきれないわたしは、そこに電話をしてみました。おかみさんらしき女性が電話に出られ、応対してくれました。曰く、今は置いてないけれど、問屋に電話で問い合わせてみましょう。いつお使いですか? そうですか。早ければ明日の夕方に入ります、云々。
 踏切を渡り、保土ヶ谷橋の交差点を過ぎた頃、ケータイ電話が鳴りました。いちのやのおかみさんからです。
 …直径30センチまでのすり鉢は、焼きの工程で割れることがほとんど無いため、値段も手ごろだが、それ以上となると、割れる率が増し、値段も比例して高くなる。直径30センチのが4100円なのに、直径36センチだと11000円、直径39センチだと16000円…。
 直径30センチのを頼みました。家に帰って、念のため秋田に電話をし、実家にある物を確かめてもらったら30センチとのこと。ホッとしました。
 すり鉢があれば、好きなときにだまっこ餅が食べれるし、だけでなく、とろろ汁も出来る! たのしみたのしみ。いひひひひ…

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ネット注文

 皮肉屋の皮肉投げ捨て秋走る
 『わしといたずらキルディーン』がおかげさまで好評です。とくにネット注文が華々しく、数十冊、百冊単位で注文が入ってきます。
 ブログで取り上げられることも多く、ある方は、「このごろの児童文学のなかで、きたーっ!!という感じの本」と称賛してくださっています。絵を描く仕事をされている方のブログで、挿絵を真似て水彩画を描いてみた、という記事もありました。
 ルーマニアの女王様が書いた子供向けの本が、21世紀の日本の子供たちやお母さんお父さんに読まれていることが面白いなあと思います。いろんな動きがこれからもありそうです。
 キルディーンちゃんがなんとも可愛い。いとおしい。面白いですよ。まだの方は、ぜひ読んでみてください。
 秋深し腹にボッカリ大き穴

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大漁刺盛り

 電車待つ「足もと注意」月白し
 いやー、驚きました。休日、ひかりなちゃんちに呼ばれて行って、いっしょに夕飯をいただきましたが、そのとき登場したのが↓。自宅でこんなのを見たのは、はじめてです。お祭り気分は一気に上昇。
 鯵の甘さで、ネタの新鮮さが分かりました。近くの魚屋で調達したとのことでしたが、十年住んでいても知らないことがあるものですねー。いやはや。
 さらに、新鮮な魚介たっぷりのお好み焼き、野菜のベーコン巻き、梅肉の生春巻き風、オリーブオイルを使ったトマトサラダなどなど。
 どれも、ほんとに美味しかった。おみやげまでいただいて恐縮。ごちそうさまでした。
 なぐさめのひとことよりも秋刀魚かな

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手帳+句帳

 買い替えて月もあたらし新手帳
 この季節になると、一人ウキウキすることがあります。それは、新しい手帳とカレンダーを買うこと。
 カレンダーは、お気に入りの女性タレントが今年は作らないそうで、はてどうしたものかと思っていますが、手帳のほうは、いつものように、横浜駅ルミネ5階の有隣堂に行きました。
 ここ15年ほど、高橋書店が出している81番か82番の手帳を使っており、今回も、サッと手を伸ばし、一旦は買うつもりになりました。が、ん? 待てよ、と、伸ばした手を引っ込めました。
 というのは、去年から、見よう見真似で俳句を始め、句になっているかどうかはともかく、ここに載せるようにしています。句が思いついたら、手帳にメモすることもありますが、手帳だとちょっと小さいので、一計を案じ、薄い束見本(つかみほん。本を出版するときに、厚さや重さを知るため事前に作るみほん本。何も印刷されていない紙を使うので、落書帳に最適)を句帳にしています。ところが、このごろ2冊持ち歩くのが少々面倒になってきました。
 そこで、さっきの手帳択びの話に戻りますが、手帳と句帳を兼ね備えたものにしよう! そうだ、そうしよう! さて、どんなのがいいかな…。
 と、まあ、そういうわけで、あれこれ探しているうちに、1時間が過ぎていました。それでも、まだ迷い、迷いに迷って、迷い疲れて買ったのが、下の写真の右側、No.231[フェルテ1]。ふ〜。
 さて来年は、句を作り、仕事もガシガシこなすぞー!! って、今年がまだ2ヶ月以上あるけど。

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神気通

 砂時計仕事終れり月夜かな
 先日のフォーラムで聞いた話。
 ある大学で、これからe‐educationと称し、インターネットとパソコンを使って教育を行い、実際に大学に出てくるのは年に数回で済むような構想が持ち上がっているという。
 パソコン画面に外国人の顔が登場し、マンツーマンで語学を習得するシステムがテレビCMで流れていたが、あれも教育という営みの一部ではあるかもしれないけれど、教育本来の営みとは似て非なるものだろう。
 大学関係者が、あんな形を模倣したがるとすれば、あまりに教育に対する哲学が無さ過ぎる。
 教育というのは、誰がなんと言ったって、時代がいかに変わろうと、生身の人と人がこころを通わし、たましいのひびき合いがあってこそ成り立つ営みだろう。知識の習得ばかりが教育ではない。
 神気通ということばを先日知った。生身の人どうしが触れ合うことで神気が通じなければ、教育とは呼べない。

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終日

 ののしりてギッタギタギタ月寂し
 途中、散歩と買い物に出たが、ほぼ一日原稿書きに没頭。ふ〜。
 400字詰め原稿用紙10枚となると、生半可な気持ちではできない。パズルの断片を集めてくるような文章は、書いていてつまらないから、なるべく、太〜い話の筋道を、粗くてもいいから付けないことには落ち着かない。
 「第85回公共哲学京都フォーラム」三日間のレポートをコール先生から頼まれたときから、自分の体にきいていたことを、なんとかことばにできただろうか。
 ここにはもっと砂利を敷きつめないといけないな、ここには少し緑が欲しいな、ここはなんだか粘土質で水捌けが悪いな等々、粗くできた道を整備していく作業は楽しい。

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原稿書き

 とくべつの明日など無いさ月夜かな
 三日間行われた第85回公共哲学京都フォーラムが熱気に包まれ終了し、充実感と程よい疲れに浸っていたら、コーディネートはこうでねえと(はい、ダジャレです)のコーディネーター・コール先生から、三日間のレポートを書いてほしいと頼まれ、誰あろう、二にして一のコール先生の頼みとあれば、断るわけにもいきません。
 締め切りは来月なのですが、フォーラムのレポートということになると、やはり臨場感が必要ですし、また、何よりも記憶がはっきりしているうちに下書きだけでも記しておく必要がありますから、今日は一日自宅で原稿書きに勤しみます。
 不習経さ〜ん、そういうわけで、今日はファックス送れないからねー!
 疲れ来て月のめぐりの夜青し

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