すり鉢

 咳共に自惚れもろくも凹みけり
 マイ・フェイバリトひかりなちゃんと、今度は秋田のだまっこ餅をつくろうと思い立ち、だまっこ餅ををつくるには、すり鉢が必要なので、売っていそうなスーパーマーケットに行きました。
 あるにはあったのですが、ままごとでもするんかい、といったサイズで、話になりません。そこで、今も重宝している業務用の大鍋を買った「いちのや」さんに出向きました。
 すでにシャッターが閉まっていましたが、看板に電話番号が書いてあったので、諦めきれないわたしは、そこに電話をしてみました。おかみさんらしき女性が電話に出られ、応対してくれました。曰く、今は置いてないけれど、問屋に電話で問い合わせてみましょう。いつお使いですか? そうですか。早ければ明日の夕方に入ります、云々。
 踏切を渡り、保土ヶ谷橋の交差点を過ぎた頃、ケータイ電話が鳴りました。いちのやのおかみさんからです。
 …直径30センチまでのすり鉢は、焼きの工程で割れることがほとんど無いため、値段も手ごろだが、それ以上となると、割れる率が増し、値段も比例して高くなる。直径30センチのが4100円なのに、直径36センチだと11000円、直径39センチだと16000円…。
 直径30センチのを頼みました。家に帰って、念のため秋田に電話をし、実家にある物を確かめてもらったら30センチとのこと。ホッとしました。
 すり鉢があれば、好きなときにだまっこ餅が食べれるし、だけでなく、とろろ汁も出来る! たのしみたのしみ。いひひひひ…

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