観れば観るほどインド映画

 

・閑けさや時を剥がして雪積もる

2011年に公開された
インド映画『神さまがくれた娘』を観ました。
来年四月、
横浜市中区若葉町の
ジャック&ベティでも上映されるらしく、
そのチラシに、
「6歳児の心を持った父と5歳の娘、
ひたむきな親子の深い愛。
南インドの牧歌的な自然を背景に描く感動作!」
と紹介されています。
キャッチコピーにあるように、
知的障害のある男とその娘
という設定の物語で、
設定からして、
波乱万丈が予想されます。
二時間半ぐらいの映画でしたが、
前半一時間半で、
2013年暮れの日本から
極上映画がつくりだす物語世界へ
徐々に誘い込まれ、
後半の一時間は
物語にどっぷりと浸かり、
最後のほうは、
涙涙で、
スクリーンが曇ってしまいます。
どんぶり一杯分ほどの水分が落ちた。
ほんと。
いやぁ、
インド映画の底力に感服。
観れば観るほど、
インド映画の凄さに驚かされます。
インド映画の面白さは、
インドの懐の深さの証なのでしょう。
来年四月、
ジャック&ベティでまた観よう!

・車窓より遥か野山を吹雪けり  野衾