ラジコン

 花粉来鼻先もげよと擦る奴
 本当は名前を書きたいところですが、このごろは、世の中おかしくなってきて、やたらと名前を出すのがはばかれ、先日、ここに「近所の女子から…」と書いたら、その近所の女子から不満がでました。どうして近所の女子なの? と。
 名前を出して書きたいのは山々なのですが、もろもろ勘案してそうしたのだよということを、お母さんからよーく説明してもらいました。
 …と。
 さて、その女子の妹の女子(あははは… 女子の妹は、やっぱり女子か)がインフルエンザに罹ってしまい、熱が出、休んでいるというから、わたしは日に夜をついで気を送りつづけました。
 そのおかげか、その後、熱は下がり、近所の女子の妹の女子は元気を回復しました。わたしはといえば、気を送りつづけたことにより、空気の抜けた風船みたくなり、なんだかへにゃへにゃくにゃくにゃ、これではマズイと思い、勇んで気功教室に足を運びました。
 そのことを知った近所の女子の妹は、三浦さんたら、ラジコンみたい、と言ったとか。
 彼女はラジコンが好きで、わたしの家に遊びに来るときも持ってきます。ラジコンヘリなんかを上手に飛ばします。電池がなくなると充電します。気の抜けたわたしは電池切れしたラジコンにひとしいというわけなのでしょう。
 その話を聞き笑ってしまい、大笑いしたおかげで、わたしの気はもりもり充填されたようです。
 天の息享けて吐き切る春気功

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