春特製お好み焼きの厚さかな
散歩がたのしい季節になりました。
歩きながら、ふと立ち止まって目を閉じると、いくつもの匂いが感じられます。馥郁たる梅の香やまだ蕾の沈丁花も空気に淡い色をつけはじめています。花々だけではありません。木も草も水も春に酔い、春を喜んでいるようです。
池波正太郎の『鬼平犯科帳』のなかに、平蔵の手のものが夜歩いているとき、土の匂いに春を感じる場面があります。
匂いの小説なら、パトリック・ジュースキントの『香水』。面白いですよー。映画になりましたが、そちらはまだ見ていません。
春なればソースたっぷりお好み焼き