寒月や狸御殿の華やげり
りなちゃんが描く絵を見ていて思ったのですが、子どもの描く絵というのは、山を描いても人を描いても動物や身の周りの小物を描いても、自分のこころの投影された山や人や動物や小物であるなぁと。それがとても面白い。
そう思って考えてみると、りなちゃんだけでなく、部屋に飾ってある子どものころに息子が描いた絵や、わが社のアートディレクターの多聞君が子どものころに描いた絵も、また、見たわけではないけれど、小学校時代に紫の山を描いて先生に頭を殴られたおじさんの絵も、ことばにならないこころが反映されていると見えて楽しい。
冬の月狸も集ふ御殿山