デザインの強度

 

先週8月8日(土)の毎日新聞に春風社の本が取り上げられました。
取り上げてくださったのは、
装幀家の菊地信義さん。
取り上げられた本のタイトルは、
16世紀後半から19世紀はじめの朝鮮・日本・琉球における〈朱子学〉遷移の諸相
菊地さんは、
この本の装幀について次のようにコメントしています。
「長々しい書名に籠(こ)めた著者の苦心を、
赤と黒の箔(はく)押しで解決したカバー。
風合いのある紙へ濃密な箔色が食い込み本の物質感を顕示する。
デザインの強度、全開。」
装幀したのは、長田年伸さん。
以前、
春風社の編集者としていっしょに仕事をした長田さん。
退社後、自身でさらに勉強を重ね、
いまは独立して仕事をしていますが、
このように高く評価された
ことが我がことのようにうれしく思います。

さて弊社は、
8月12日(水)~16日(日)を夏季休業とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
どちら様もどうぞご自愛くださいませ。

 

・早苗饗の本家の庭の広さかな  野衾