感情のつかい方

 

とつぜんのことながら、
子どもの頃から、
喜怒哀楽の感情に振り回されてきたように思います。
生まれ性もあるし、
仕方のないことであると、
そのことについて
この頃は、
必要以上にふかく考えないようしています。
ところが、
ディルタイの『シュライアーマッハーの生涯 下』
(ディルタイ全集第10巻、法政大学出版局、2016年)
を読んでいましたら、
ディルタイは、
シュライアーマッハーを神学におけるカント
であるとして、
シュライアーマッハーが
人間の感情を積極的にとらえていたことを記しており、
目を見ひらきました。
感情の波におぼれずに
それを上手につかえたら、
どんなに人生がすばらしくなっただろう
とも思います。
今からでは遅いかもしれません。
が、
しかし、
シュライアーマッハーに
ますます興味が湧いてきました。

 

・口にすることにはあらず降誕祭  野衾