本の先生

 

 雪かきを終へて半日昼寝かな

子どものころ、
わたしは外で遊んでばかりでしたから、
本をほとんど読んでいません。
周りで本好きな子がいたとも思われません。
いても気づかなかったのかな。
ともかく、
いわゆる児童文学なるものを読んできませんでしたから、
周囲の大人が数十年前を思い出し、
名作とされる児童文学について話し始めると
話についていけないし、
今さら読もうという気が起きません。
ところが、
ひかりちゃんとりなちゃんがいます。
幸いにも二人は大の本好きで、
今まさに読んでいる児童文学の本を薦めてくれます。
そのことがとてもありがたい。
ひかりちゃんから薦められて、
メアリーポピンズを読みました。
ふんふん、ふんふん、と何冊か読み終わった。
読んでいるときも面白かったけど、
時間がたつほどに、
いくつかのエピソードが忘れられずに、
覚えています。
その残り方が不思議な気がして、
名作というのはこういうこともあるのかなと思います。
今はりなちゃんから
『カッレくんの冒険』を借りています。

 捨て水が水飴のごと凍りけり