Archives : 5月, 2008

埋まる十円

 広瀬川狂った空の暑さかな
 午後、郵便局へ行きました。朝のうちの雨が上がり、清清しい空気に充ちています。
 局では他に客が二人しかおらず、用事はすぐに終わりました。入口で挨拶してくれる頬っぺの紅いおじさんは、例のごとく。ありがとうございました! あ、どうも…。
 信号が変わってスクランブル交差点を渡り始めたときです。十円玉が落ちているのが目に入りました。しゃがんで拾おうとして近づいて見たら、なんと、十円玉は道路の面にまったく同化して、ちょうど「ど根性ガエル」のような状態になっていました。
 へ〜! は〜! おもしれ〜!! なんて、感心していたら、クラクションにおどかされました。
 おっと、とっくに信号が変わっていたか。
 あの十円玉、人や車につぶされたってあんなふうになるものではありません。きっと道路工事のとき、ローラーの運転手か傍で働いていた人がたまたま落として、それがローラーでつぶされたものと思われます。
 今度、アレだけをねらって、すばやく写メールを撮るか。

483f30b8e8827-080425_1242~0001.jpg

校正曜日

 蚊が一匹汗ばむ首に留まりぬ
 一日中、校正をしておりました。途中、電話をかけたり、もらったり、食事に出たり、トイレに行ったりもしますが、基本的には机に向かって校正・校閲です。
 ずっと文字を追いかけているので、家に帰って本を読む気がしなくなります。本のない生活にあこがれるのは、仕事柄かもしれません。

483ddd6ca2ee9-080504_1727~0001.jpg

本のない生活

 あやめ見て空飛ぶじゅうたん急降下
 再読しないと思われる本を次つぎ古書店に買い取ってもらっていますが、売る前に、参考のためにと思って、「日本の古本屋」やアマゾンのマーケットプレイスを検索していると、1冊が十数万するものが相当あります。これからは、そのことを踏まえて売ろうと思います。
 若い頃は本に囲まれた生活にあこがれましたが、今は、本のない生活にあこがれます。わがままですね。

483c8cf24a007-080501_0938~0001.jpg

天才りなちゃん、ママになる

 粗大ゴミ初夏の空気と入れ替えに
 『わしといたずらキルディーン』の装丁について、りなちゃん姉妹の意見も聞きたくて、先日、ご自宅にお邪魔しました。すてきなお家です。
 二つの案を見せ、どっちがいいと思う? と尋ねたところ、姉妹、間髪入れず同時にピッ! 第1案の方を指差しました。第1案は会社でも圧倒的な支持を集めたものだったので、安心しました。「わしがいい!」と。
 りなちゃんのお母さんがカッターナイフ、厚紙、モノサシを用意してくださり、出力紙のトンボに当ててカットしようとしたときです。トンボは外トンボと内トンボがあるので、内トンボに当てて切ってくださいと言いました。トンボなんて言葉は、出版関係、デザイン関係の仕事についている人でもなければ、普通つかいませんからね。「こっちですか?」「いや、内側のトンボですから、こっちです…」
 そのやりとりを見ていたりなちゃんが、さもさも心配そうに、「ママ。やめたほうがいんじゃないの…」と言いました。いたわるように、優しく、教え諭すように。
 思わず、大笑いしてしまいました。どっちがママか分かりません。大笑いするわたしを、りなちゃんは不思議そうな眼で見ていました。
 りなちゃんのママに代わって、わたしが紙をカットしました。

483b3b5244e4b-080527_0730~0001.jpg

ゴミの分別

 水浴びて清々と刺繍のさくらんぼ
 自治体によって異なるのでしょうが、わたしが住んでいるここ横浜市保土ヶ谷区では、月曜日は「燃えるゴミと燃えないゴミ」の日(だったら、全部じゃねーか!?)で、紙は燃えるから、雑誌は出していいのだなと思いきや、それはダメなんだそうで、月2回の資源ゴミ回収の日に出すんだそうです。
 事ほど左様に、分別を強調する割りには、判断に迷う場面が多い。
 一番の問題は、一般的な分別の仕方から説明するから混乱をまねきます。
 紙の例でいうと、まず、新聞・雑誌・書籍について、月に二回の何曜日と何曜日に出しなさいと指示するべきです。こういう説明の、特殊な例からはじめるという基本的なことが出来ていないから、皆迷ってしまいます。

Archives

You are currently browsing the 港町横濱よもやま日記 blog archives for 5月, 2008.

三浦衛(みうら・まもる) 春風社代表にして自慢大王&悪ノリ大王。体調のいいときは自らを天才と称し、不調の折はちりあくたにも劣るヤツとしょんぼり。

2008年5月
« 4月   6月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
過去の日記
最近のコメント
三浦衛の本


『カメレオン』
 三人ときどき声にならぬ声を洩らし/とろけ とろけ 唾までとばし/クヂるとナメるとネヂるとチョす…(「鳶」) 自在に色を変え、不意に突き刺さる、軽妙なことばの戯れ。秋田方言満載の詩集。本文は金属活字による活版印刷。


『マハーヴァギナまたは巫山の夢』
 三平佐世夫は、千一夜の夢うつつで女と戯れ、印度に旅し、睾丸を抜かれ、鰐を飼い、横浜を彷徨う。言語の崖っぷちを綱渡りする、めくるめく冒険。本文活版印刷に美麗造本を施した平成の大奇書。


『父のふるさと』
 父の目に映じた故郷の風土、ひと、くらし、農事を、愛惜をこめ描きだす。本文は金属活字による活版印刷。「身と蓋函」に納める。


『出版は風まかせ』
 横浜の出版社「春風社」社長が本づくりと会社経営にまつわるエピソードを豊富におりまぜ、創業から10年を振り返る。