寒空や女の鼻毛抜きにけり
朝いつもより1時間半ほど早く起き、乾布摩擦、ダンベル運動、気功を終えこれを書いている。新横浜8時2分の新幹線に乗り名古屋まで出張。二つの大学に赴き出版の打ち合わせをする予定。
年明け早々、出版大手の2社がそれぞれ二十数億の借金を抱え民事再生法の適用を申請し、事実上の倒産に追い込まれた。先の社はともかく、きのう知ったニュースには驚いた。出版界の最近の動向を見ると、本に対する世間の見方考え方が微妙に、また激しく変化していることに気づく。謙虚に世の趨勢を見据えながら迎合することなくまた孤高とならず(むずかしいなぁ!)読者に喜んでもらえまた作り手が生き甲斐を感じられる(むずかしいなぁ!)本を作らねば!!
では、行ってまいります。
新雪や白から青に変はりけり
草?くんがテレビでさかんに宣伝しています。地上デジタル放送。
2011年には全面的に移行するそうで、秋田の親戚でもジャパネットたかたから早々に新しいテレビを購入した叔父もいます。父は、相当の売り込み攻勢を受けたそうですが、わたしの弟の買い急ぐ必要はないとの示唆に従い、まだ購入していません。
仕事始め、社内でささやかな新年会を催した折にそのことを話題にしたら、地デジ対応のテレビは今後ますます安くなるだろうとの大方の予測。テレビでわたしが見るのはほとんどお笑い番組だけなので、何も急いで買う必要もなさそうです。
今使っているテレビは20年は経ちます。頑丈です。それでも、そろそろガタが来て、スイッチを入れ画像が現れると、人物でも建物でも食べ物でも、その物から右横に雨が降ったような縞が、また赤い影みたいなものまで現れます。数分で直るのであまり気にはなりません。
ということで、購入はしばらく控えようと思っています。
ところで、地デジ、音だけ聴くと、どうしても「血出痔」と頭の中で変換してしまいます。
軒下のたろんぺ仰ぐ帰省かな
眼あければ一面の雪帰省かな
賀状に目を通しながら一人一人の顔を思い浮かべ、まだお目にかかっていない人は想像し、短いコメントのなかに篭められた今年の抱負を味わった。
印刷だけのものはどうしてもサッと読み飛ばす感じになってしまう。たった一行でも手書きの言葉が添えられていると、有難味が増す。まして、言葉だけでなく絵まで副えられていたりするとなおさらだ。ますます冨士眞奈美さんのファンになった。
午後は、すぐ裏の伊勢山皇大神宮にて社員一同お参り。お神酒をいただき、帰社後、お蚕さんのようにシコシコと校正校閲に没頭。