気を抜けない

 サングラス顔半分を覆ひけり
 2001年からつづいているこの日記、血も涙もある1人1人が集まって会社だよということを意識しながら、どんなコンセプトで本づくりに勤しんでいるかは、声高らかに社の方針などと謳い上げるより、日々のこまごました日録に現れるのではないかと思って始めた。が、足掛け7年となると、マンネリに陥らないように注意しているものの、どんだけ読んでもらえてるのかなーと心細く思うこともある。
 昨日、気功教室の帰り、途中まで一緒の女性から、玄米粉クリームの美味しい作り方を発見されたそうですねと話しかけられた。彼女がそれを知るのはこの日記以外に考えられないから、読んでくださったのだろう。目立ちたがり屋のわたしなら、あれ読みましたよ読みました、と口酸っぱく繰り返すところ、彼女はそんなことは微塵も匂わせない。奥ゆかしい!
 ということで、気を引き締め、仕事に反映せざるを得ない日々のつれづれを引き続き記していくことにします。
 太腿の翳り深かり午睡かな
 招くごと揺れてかそけき薄かな

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