木のテーブル

 小社の象徴的存在。きのうは、大学の先生二人がお見えになり、木のテーブルに向かいゲラの最終校正を。足柄山の仏師さんに頼んで作ってもらい運び入れた時は、その大きさに驚かされたものだが、いまは、この大きさでつくづくよかったと思う。下版前の最終校正はもとより、膨大な資料を整理するにはもってこいだ。仕事の打ち合わせ。来客の応対。腕相撲大会(ウソ)。とにかく八方役に立つ。昼のお弁当持参の者はテーブルを囲み家族のようにして食事を楽しんでいるようだ。さっぱり何も置かれていないときもあるが、それはそれで部屋全体が広々したものに感じられて好ましいし、だれかが花を買ってきて小粋に生けてあるのを見るのも楽しい。