三井不動産のテレビコマーシャルで、広瀬すずがでてくると、
いつも気になることがありまして。
公園の地面に、
その辺で拾ったと思われる棒切れでラインを引き、
両手をはたいた後、
クラウチングスタートの姿勢をとるや、
「ようし」
と言って駆けだす。
と、
二歩目でほんの少し前のめりになる、ものの、体勢を立て直し、そのまま走っていく。
コマーシャル動画はさらに続いていきますが、
わたしはこのコマーシャルを見るたびに、
どうでもいいことながら、
あの前のめりのシーンが気になって気になって、
夜も眠れない、
ほどではないけれど、
気にはなります。
なぜなら、
あの前のめりの動きが演技だとはとても思えないからです。
いかにも自然。
わたしの想像では、
制作者側の前もっての意図ではなく、
たまたま広瀬すずが走りはじめた二歩目で若干つまずくような動きをし、
だれもかれも一瞬ハッとしたものの、
動画の演出をした監督がそれを見、
「お。いいじゃん!」
と言ったかどうかはさて措き、
ともかくそれを良として採用したのではないかということ。
もしも、
予定していた動きだとすれば、
それはそれでなんとも素晴らしい演技なわけですが、
でもなぁ、
あり得ないと思うんだなぁ。
広瀬すずに本当のところを訊いてみたい。
・立春や手に読みかけの文庫本 野衾