岩波文庫

 

・世の裏も表も中も蟬の声

 

ドナルド・キーンさんの『日本文学史』を読み終えましたので、
電車内で読む本を、
アウグスティヌス『神の国』に替えました。
『日本文学史』中公文庫。
『神の国』岩波文庫。
さてこの岩波文庫、
字が小さい。
車中、
焦点を合わせるのに苦労します。
岩波文庫には、
古今東西の古典が多く入っていて
助かりますが、
なんでこんなに字が小さいの?
というのが少なくありません。
岩波には岩波さんの事情があるでしょうけれど、
分冊数が多くなっても、
訳を変えずに
字を大きくするだけで、
新しい読者が増える気もしますが、
どうでしょう。

 

・夏草の香を嗅ぐ少年発情す  野衾