我田引水

 梅雨染みて気功の朝や遠鴉
 こちらでは梅雨らしくそれなりに雨が降っていますが、ふるさと秋田では晴天がつづき、水不足になっているようです。
 我田引水ということばがあります。我が田に水を引く。
 むかし学校で習った教科書に、田んぼの畦に片膝立てた農夫が団扇で顔を煽いでいる姿が描かれていました。人がいなくなった頃合を見計らって、貴重な水を自分の田んぼに引くのです。
 水の奪い合いをなくすために、協同で灌漑用水路が作られるようになって、自分のところだけよければいいという我田引水は少なくなりました。

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