キルディーンとヘレン

 梅雨晴れ間隣りの陰茎目撃す
 ヘレンはヘレン・ケラー。獣のようなヘレンを「調教」したのはサリバン先生ですが、ヘレンはサリバン先生の「調教」そのものの行為のなかに潜むものをきちんと感じとっています。
 キルディーンも、手をつけられないほどわがままでやんちゃで、いたずらっ子で、王様もかんむりもあったもんじゃねーっ(ここんところが痛快!!)て感じですが、でも、ゼロではないんですね。鷲たちとのくらしのなかで、鷲たちに教えられるというよりは、大事なことに自分で気づいていきます。
 キルディーンもヘレン・ケラーも教育の根本を指し示していると思います。

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