身軽

 人込みを歩いてばかり梅雨晴れ間
 本やCDを一度売りに出したら、勢いづいたのか、休日になるたびに、これも出そう、これも、と、つい時間が過ぎてしまいます。
 本棚やCDラックを眺めているようですが、そうとばかりも言えません。記憶の糸をたどり、これはどんな内容だった、これはこんな旋律だった、あの時の感じ方は、今のわたしにとって意味があるだろうか、今読んだり聴いたりしたら、回想のほかに新しい意味を見出せるだろうか、と、自分と対話しているようで、けっこう楽しい時間です。
 本やCDを片付け、部屋の風通しがよくなると、気持ちまで軽くなるような気がします。

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