坂下り上り上りて冬の月
昨日の朝のこと、いつものように気功を終えトイレに入った。腹がスッキリし紙でお尻を拭くとほとんど痕が着いていない。上半身をひねり、見れば、立派な便だった。立派としか言いようがない。ふむ。便器から下り、しばらく矯めつ眇めつして、見た。見入った。
それから、いつものように朝風呂に入った。ら、どういうわけか、またもよおしてきた。どういうわけだろう。なんで? なんで? 考えても始まらないので、風呂から上がり、取るものも取り合えず、からだをサッとバスタオルで拭き、裸のままトイレに掛け込んだ。またも腹がスッキリとして便が出た。上半身をひねり、見れば、先ほどと同じく、またも立派な便だった。両方合わせると、大変な量になる。宿便? そうかもしれない。いずれにしても、体がふわりと軽くなった気がした。
冬のハエ尻が平らに透けてをり
交差点人も犬も息白し