柳葉魚

 ケータイを仕舞い淋しきシシャモかな
 柳葉魚と書いてシシャモと読みます。わたしが以前勤めていた学校にシシャモというあだ名の理科の教師がいました。わたしが付けたのではなく、すでに付いていて、他の教師も生徒も、彼のことをシシャモと呼んでいました。頬の辺りのコケ具合なんか、本当に少し炙りすぎたシシャモに似ていて、シシャモを食べるたびに彼のことを思い出します。
 シシャモといってもこのごろは、実際はカラフトシシャモ(カペリン)がほとんどらしいのですが、食って美味しいので、あまりこだわりません。
 パックになっているのを夕飯に食べたのですが、三匹だけ残りました。もったいないので冷蔵庫に入れておいたのを昨日、これまた残った玄米粉クリームと一緒に食べました。三匹という数も数ですが、電子レンジでチンしたものだから、水分が飛んでねじくれて曲がり、いかにもシシャモー!! という感じです。ちょっとしょっぱく苦い。日本シリーズ西武の勝ち。

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