劇団四季

 かむほどに洟の粘りの疎ましき
 終日外回りで出社せず。御成門で用を済まし、歩いて清泉女子大学まで行くはずが、なかなか着かない。同行した石橋の情報によれば、劇団四季がそばにあったという。これがいけなかった。
 御成門から浜松町方面に歩いていたら、地図の看板があった。そこに四季劇場とあるではないか。清泉女子大学が劇団四季の近くということは、なんだ、歩いて行ける距離ではないか。時間もたっぷりある。早めの昼食を済ませ、歩いた歩いた。
 とうとう四季劇場のまん前まで来てしまった。ライオンキングのドでかい看板。が、清泉女子大学はどこにも見えず。
 仕方なく、ボンネットの上に新聞を広げていたタクシーの運転手に尋ねると、目的の清泉女子大学へは歩いていける距離ではないという。運転手の呆れた顔が距離の遠さを語っていた。
 浜松町駅まで戻り、山手線の電車に乗り五反田へ。約束の時刻に間に合いそうもないので、駅でタクシーを拾う。運転手に尋ねると、劇団四季は何箇所かにあって、清泉女子大学での近くの劇団四季ではキャッツを演っている。えええええっ!? そもそも劇団四季が一箇所にあると思いこんだのがいけなかった。
 洟かめば目と目の間の近くなり

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