Archives : 3月 14th, 2017

美智也の声

 

・鶯や目覚め寝床の薄明り

所用のため二泊三日で秋田へ行ってきました。
その折、
「うだっこ」の好きな両親へ聴かせようと、
三橋美智也が
昭和の歌謡曲をカバーした4枚組セットの内から
1枚えらび持参。
家に着いてさっそく掛けたところ、
案の定父は、
流れる歌に合わせて歌い始め、
相変わらずの美声に驚きもしましたが、
ななんと、
恥ずかしがり屋の母まで
口を開いて歌っているのです。
わたしが家にいた間、
5、6回は通しで掛けたでしょうか。
母がぽつりと曰く、
「このひとのこえ聴げば、めんどうみでもらえるような気がする…」
なるほど!
やさしい声というのなら分かる、
めんどうみてもらえるというのは尋常じゃない。
しかし、
天才美智也の声の評としては、
実に的確という気がしました。

・行き交ひの挨拶楽し春となる  野衾

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三浦衛(みうら・まもる) 春風社代表にして自慢大王&悪ノリ大王。体調のいいときは自らを天才と称し、不調の折はちりあくたにも劣るヤツとしょんぼり。

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三浦衛の本


『カメレオン』
 三人ときどき声にならぬ声を洩らし/とろけ とろけ 唾までとばし/クヂるとナメるとネヂるとチョす…(「鳶」) 自在に色を変え、不意に突き刺さる、軽妙なことばの戯れ。秋田方言満載の詩集。本文は金属活字による活版印刷。


『マハーヴァギナまたは巫山の夢』
 三平佐世夫は、千一夜の夢うつつで女と戯れ、印度に旅し、睾丸を抜かれ、鰐を飼い、横浜を彷徨う。言語の崖っぷちを綱渡りする、めくるめく冒険。本文活版印刷に美麗造本を施した平成の大奇書。


『父のふるさと』
 父の目に映じた故郷の風土、ひと、くらし、農事を、愛惜をこめ描きだす。本文は金属活字による活版印刷。「身と蓋函」に納める。


『出版は風まかせ』
 横浜の出版社「春風社」社長が本づくりと会社経営にまつわるエピソードを豊富におりまぜ、創業から10年を振り返る。