待たれる本

 団扇置く夜半静かの尊徳像
 夕刻、桜木町駅の階段を上っていたら、ケータイに電話が入った。Sさんで。すぐに秋田弁。即刻、おらおらと本来のおらに戻る。元気だが〜? 元気だ〜。んみゃは? あははは…。お分かりでしょうか。「元気ですか?」「元気だよ。あなたは?」の意。
 この欄を毎朝読んでくれていて(ありがたい!)、昨日の気功本の紹介を見、電話をしてくれたのだった。いづ出るの?もう出だの? いいね〜。しかも秋田弁。いづ出るの?もう出だの? 反芻。咀嚼。アムリタのように染みました。作っている本が待たれることほどうれしいことはない。来月初めには出ます。(日記を書いたときに肝心の刊行予定日を忘れ、他からも問い合わせがありました)
 秋の山もどれる年を過ぎにけり

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