武塙三山
あはれ蚊や薬缶頭に停まりをり
わたしのふるさと秋田県井川町の先達に、
武塙三山という人がいます。
三山は雅号、本名は祐吉です。
わたしの実家から歩いて五分ほどのところに
三山を顕彰する碑が立っています。
三山は生前七冊の本を著しましたが、
古書店で求め、今、次つぎ読んでいます。
淡々とした記述の中に、
汲めども尽きぬ味わいがあります。
こういう文章を読むと、
「文は人なり」の言葉が思い浮かびます。
三山についての拙稿が、
10月11日付の『秋田魁新報』に掲載されました。
興味のある方はどうぞ。
コチラです。
朝眺め夜も眺めし薄かな
写真:橋本照嵩
先日、上記の記事を見て武塙三山の生誕之地碑をみてきました。今は誰も住んでいませんでしたが、とても大きな碑にびっくりしました。そして2010年10月11日の魁新聞で閲覧しようと思い図書館で当時の新聞を探したのですが、見当たりませんでした。日にちに間違いはないでしょうか?見落としたでしょうか?教えてください。
よろしくお願いいたします。
>武石薫さま
コメントありがとうございます。
『秋田魁新報』に武塙三山のことをこれまで二度書いたことがあります。
一度は、2010年10月11日、
「ふるさとの味 武塙三山の著書に出合って」
二度目は、2011年10月12日、
「ふるさとを見つめる 武塙三山のありのまま」
いずれも文化欄、割と大き目の記事です。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。もう一度トライしてみます。「父のふるさと」拝読いたしました。まずは、本の装幀に感激しました。昔はこんな風に装幀に凝った本がたくさんあったような、、本の装幀だけで、大切にとっておきたくなりますね。そしてそ〜っと開き読みました。本文からの情景を勝手に妄想しながら読ませていただきました(笑)。どういうわけか、妄想の頭の中は昭和のモノクロ写真です。それから武塙三山の本が友人の実家にあり、お借りして読み漁りました。淡々とした文章にゾクゾクする?感覚でした。