子ども時代を描いた傑作マンガ

 

 小便の切れてしぶくや秋の風

子どもの時って、
どうしてあんなことをしたんだろうなあということを
正しく思い出させてくれる本に出合いました。
『とうとうロボが来た!』。マンガです。
可笑しすぎて、何度も声を出して笑い、
家人に気持ち悪がられています。
たとえば、こんなの。
主人公が鼻の穴に人差し指を突っ込み、
グリグリしながら同級生に声を掛けます。
「おい、シバタァ。」
振り向いた柴田くんは、いやな予感がします。
主人公は相変わらずニヤニヤしながら、
鼻の穴に入れた人差し指をグリグリしています。
と、
いきなり、主人公が、
「プレゼントやる!」と言って、
鼻の穴から指を抜き、
柴田くんの顔にくっつけます。
「わっ、キタネ!!」と柴田くん。
すると主人公「バーカ、いま中指でやったんだよ。」
見れば確かに、
ハナクソは人差し指に残っています。
柴田くん「クダラネーことすんなよ!!」
言葉で説明すると少し長くなりますが、
四コママンガですから、テンポよく、
笑えます。
これを昨日、
家人にやって、マジで怒られました。
「いい歳して、なにやってるの!!」
尾篭な話だけでなく、
兄弟、家族、友だちとのエピソードが
コミカルに豊かに描かれていて、
傑作だと思います。
笑いすぎて、やがて哀しきマンガです。
教えてくれた愛ちゃん、ありがとうございました。

 ふるさとの逆さに落ちし秋の風

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