作詩の秘密
病得て訪ね来し日の城ヶ島
ナナロク社の『ぼくはこうやつて詩を書いてきた
谷川俊太郎、詩と人生を語る』
を面白く読みました。
谷川さんが「親友」と呼ぶ編集者・山田馨さんとの
八回延べ十六時間におよぶ対談で、
お酒も少々入っているらしく、
お二人の
これまで築いてきた揺るがない橋の上でのようなお話が、
読んでいてとても心地よく、
いっしょにそこにいて、
茶々を入れたり頷いたりしながら、
お話に参加させていただいているような、
そんな楽しい本でした。
言葉がどこから来て、どこに蒔かれ、
どこで芽吹き、花が咲き、実を結ぶのか、
最高のお相手を得て、
谷川さんが楽しそうに語っておられる姿が目に浮かびました。
勉強というのでなく、
言葉っていいなあ、詩っていいなあと、
素直に思える、考えさせられる、
また元気の出るいい本でした。
A5判736ページ、定価2940円(税込)は安い!
城ヶ島季節外れの蝉時雨
この文を拝見し、あまりに面白そうでしたので、アマゾンに注文したところ、お二人のサインがされた本が届きました。お得感が倍増したっていう話なんですが・・・なんだか春風社の本の話じゃなくてスミマセン。
gusunさん、コメントありがとうございます。
本の話をして、
それがきっかけでその本を買ってくださったというのは、
理屈抜きでうれしくなります。
それが春風社の本でなくても、
一向に構いません。
これからも、
読んで面白かったものは、
どんどん紹介したいと思います。