印刷立会い

 

・春眠は電車内でも心地よい

写真集『新版 北上川』の本刷りの立会いに、
武蔵浦和の印刷工場へ。
カメラマンの橋本さん、
装丁家の桂川さんもお越しくださいました。
全紙サイズでの印刷ですから、
B5判32ページが一度に刷られます。
二百数十ページの本も、
表と裏十四の金属判を用意し、
判を合わせ、
七枚の全紙を印刷すれば済むわけですが、
墨色の微調整がとても難しく、
そこは、
印刷特性に詳しい桂川さんが同行してくれたおかげで、
こちらの希望が、
印刷オペレーターに的確に伝わり、
インクの匂いが立ち込める工場内の、
大型印刷機から、
つぎつぎに刷りだされる紙のページを見、
ほれぼれぼれ。
これは、
これは、
いい写真集になるぞー!!
の静かな感動を、
おそらく三人ともが共有し、
印刷オペレーターにお礼をのべ、
工場をでた後、
あらためてそのことを口にし、
にんまり。
今日は両国にある工場で、
表紙周りの印刷が行われることになっており、
橋本さん桂川さん
両氏が立ち会ってくれます。
わたしも行きたいところですが、
来客の予定があり、
お二方に一任しました。
写真集の出来上がりが待ち遠しい。
乞うご期待!

・池袋赤羽浦和春だよなあ  野衾