冒険野郎

 

・仕事でも聴けば安堵のしんぼうさん

Safari (サファリ)という雑誌があります。
男性ファッション雑誌で、
三十代~四十代いが大笑、いや対象じゃないでしょうか。
この雑誌を知ったのは、
靴を買いにABCマートに行った折でした。
サイズが合わず、
店員が在庫を調べに行ってくると告げ、
「よかったら、これを見ていてください」
と渡されたのが
Safariの靴特集の号でした。
ぱらぱらめくっていたら、
「へ~」「は~」で
それなりに面白く、
ページをめくる手を止めときどき読んだりしているうちに、
「お待たせしましたぁ」
サイズの合った靴をめでたく購入。
それはそれ。
それからSafariに興味を持ち、
出るたび三号ほどアマゾンで買いました。
だいたいいいかな、
という感じで、
このごろは買いません。
この雑誌でわたしが一番好きなのは、
特集の内容もさることながら、
雑誌のコンセプト、というかキャッチコピー。
「オフタイム活性化マガジン“いつまでたっても冒険野郎!”」
冒険野郎!
いつまでたっても。
なんども口ずさんでいるうちに、
独り大爆笑してしまいます。
だって。
冒険野郎だもん。
冒険野郎って。
いつまでたっても。
こう書いていても笑いがこみ上げてきます。
どう言ったらいいんでしょうねぇ。
昭和な感じ…
ヤング、ルンルンな感じ…
三浦雄一郎な感じ…
いや三浦雄一郎は冒険家であって野郎ではないな。
そうか。
そうな。
でも、
なんかこう、
俺ってビッグ、
俺ってグレイト、
俺ってバリバリか? みたいな。
いつまでたっても冒険野郎。
野郎だもんなぁ。
いいなぁ。好きだなぁ。

・さびさびはさむさむよりももっと寒  野衾