ウイスキー
・自らに誇るもの無し年の暮れ
数年前、
保険会社に勤務するふるさとの後輩と
サントリーの営業部長の三人で飲んだことがありました。
そのとき初めて口にしたのが、
シングルモルト・スコッチウイスキーのラフロイグ。
なんだこれはー!!
でした。
だって、秋田の「いぶりがっこ」
と同じ味なんだもの。
ということで、
学生時代の馬鹿飲みガブ飲み
は措いといて、
旨いものだと感じつつ、
舐めるように
たまに嗜んでいたところ、
ウイスキーとなれば
たとえば詩人の佐々木さんの世界で、
その薀蓄の一端を
うかがっているうちに、
ますます美味しく感じられるようになりました。
いわば、
ウイスキーは、
香り楽しみ舌で味わい喉を揺らし知を愉しむ。
楽しみ愉しむことがまこと大事かと。
老いた口の日を嗜んでいると、
クジラの親子が泳ぐ大海原と
黄金の陽が
すぐそこまでやってくるようです。
・歩の下の銀杏落葉の厚さかな 野衾
ふーむ。過日の春日大社「若宮おん祭り」の日、極寒に身震いした身体を温めようと、奈良ホテルのカフェで一緒に飲んだ「ボオモア18年」が忘れられず。。。「ボオモア12年」を手に入れましたね。ふふふ。権宮司さんから、三浦さんが持って帰るのを忘れられた神饌、「伏菟(ぶと)」(遣唐使由来の唐菓子)が届いたことと思います。あの唐菓子も、ひょっとしたらシングルモルトに合うかも。よいお年をお迎えください。
伏菟(ぶと)、ひかりちゃんりなちゃんといっしょに美味しくいただきました。電子レンジで暖め軟らかくし、わたしは砂糖をつけ、ほかの人は砂糖醤油をつけて。もちもちしてどこか懐かしい味! ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。