訂正とお詫び

 

・寂しさも新しくあり秋の風

先月二十日、東京堂書店神田神保町店にて、
文藝春秋前社長と対談させていただきましたが、
その要点を「図書新聞」のご担当者が
正確にスピーディーにまとめてくださり、
「図書新聞」10月18日号に
その前編として記事が掲載されました。
コチラです。
後編は11月8日号(11月1日発売)に掲載予定。
事前にわたしがゲラをチェックしたのですが、
粗忽にも、
訂正すべきところに気づきながら
スルーしてしまった箇所がございます。
まったくのわたしの責任です。
上記リンクを張った記事中、
傍線を引いた部分、
「大学のときに、林竹二さんの毎日出版文化賞を受賞した
『田中正造の生涯』を読んだのがきっかけで新井奥邃と出会った。
その本の中に、
「新井奥邃という人は、あまり一般には名が知られておりませんけれども、
幕末期における仙台藩の生んだ最大の人間と言ってよろしいように思います。
特にキリスト教の信仰、その思想的な把握の深さにおいては、
日本ではもちろん、
世界でも比肩するものは稀であろうと思います」と書いてある。」
とありまして、
わたしが新井奥邃を知ったきっかけは、
林竹二の『田中正造の生涯』(講談社現代新書)
で間違いないのですが、
関連書としてもう一冊、
同じ著者による、
『田中正造 その生と戦いの「根本義」』(田畑書店)
という本がございます。
引用部分はそちらの本の97頁に出てきます。
いずれの本も、今は絶版らしいのですが、
古書では割と入手しやすいはず。
訂正してお詫びいたします。

・音立てて上空にあり台風過  野衾