汗った?!

 

・昼秋刀魚而して夜の秋刀魚かな

むかし『老人力』という本がありまして、
書いたのは赤瀬川原平さん。
年とることを悲観的に考えず、
むしろプラス思考でとらえることによって、
みたいな。
かなり話題になり、
面白そうだし、
赤瀬川原平さん嫌いじゃないし、
買って読んでもよかったのですが、
立ち読みぐらいはしたかもしれませんけれど、
結局買わずにそれっきり。
なんでこんなことを言っているかといえば、
我が身のことから、
急に、
赤瀬川さんの本と
「老人力」という造語を思い出したからです。
前置きが長くなりました。
下の写真をご覧ください。
こういうものが台所に置かれてありました。
家人が購入したのでしょう。
早朝、
寝ぼけ眼で台所の灯りをつけたとき、
これが目につき、
ほんの一瞬ではありましたが、
「汁」が「汗」に見えた!
冷や汗の素?!
まさに冷や汗。
すぐに勘違いに気づき眼が覚めました。
「汁」と「汗」では
横棒一本だけの違いですから、
夢うつつ状態では、
あえなく飛んでしまいます。
ところで一本といえば、
『わら一本の革命』という本がありました。
関係ありませんけど。

・秋澄むやこころは遥か山頭火  野衾