Ambarvalia

 

・出てみれば秋風ノドを鳴らしたり

詩集『Ambarvalia』は西脇順三郎の詩集。
Ambarvaliaはラテン語で、
「古代イタリアで行われていた穀物や葡萄の収穫祭のこと」
の意味だそう。
意味が揮発し
空かどこかへでも
飛んでったようなこの詩集の詩たちを、
かくれてではないけれど、
ひそかに読み
だいじに愉しんでいる。
ふるさと秋田のAmbarvaliaはどうなってる。
というわけで、
さっそく秋田に電話した。
今月16日が両親ともの検診の日で、
それが終ったら稲刈りや
と話し合っているらしく、
秋田のAmbarvaliaはもう近い。
黄金の風が吹くさ。

・鰯雲この写真集のふはりふは  野衾