書かせて頂きます

 

・春風や葉書一行有り難し

原稿執筆をお願いした方から
葉書にて
「書かせて頂きます」
と。
この瞬間の喜びは
出版人にとりまして、
なににも替え難いものがあります。
弊社の目録を兼ねた「春風目録新聞」は、
おかげさまで好評を賜り、
年二回の発行ながら
これまで十三号を重ねました。
創業十五周年を迎えるに際し、
グランドリニューアルを企図しております。
今回の特集は、
「時を忘れさせてくれた本」
はやばやと
詩人の佐々木幹郎さんから
お原稿を頂戴しました。
割と最近の本を取り上げ紹介しておられますが、
一読、
これが無茶苦茶面白く、
再読する前にまず、
取り上げられている本を
さっそくアマゾンで注文しました。
わずか八百字により、
読む前と
読んだ後とで
こんなに心が変ってしまう。
文章が読み手の行動を後押ししてくれる。
すごい事です。
ということで。
皆さま、
どうぞお楽しみに!

・傍らの涙の顔の透きとほる  野衾