直し

 『ウェブスター辞書と明治の知識人』の著者に再校を送ったところ、初校での朱がほぼ完璧に直っているので感心したとのメールをいただいた。仕事としてあたりまえのことをしただけだが、うれしかった。
 わたしが鉛筆でチェックした箇所、著者が赤のボールペンでチェックした箇所、双方入り乱れており、オペレーターが直してくれたものをわたしが校正し、漏れていた箇所を再度オペレーターに頼んだ。上がってきたゲラを念のためもう一度チェックし、よしOK! となってから、著者に送った。
 細部をないがしろにすると、仕事は上手くいかない。というよりも、細部をていねいに仕上げることで気持ちも落ち着く。仕事をさせてもらっている。

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