テレビは目に悪い

 などと書くと、いろいろ差し障りがありそうだが、わたしの個人的体験からそう思う。
 鎖骨骨折してからこっち、寝転がってテレビを見る時間がそれまでと比べ格段に多くなり、治癒してからもクセが抜けず、ずるずると悪癖を重ねてきた。どうもこのごろ遠くのものがかすむなあと感じはしても、歳も歳だからしょうがないかと思っていた。
 なんでテレビのことに思い至ったのか、今となっては分からないけれど、横になってテレビを見ているのが目に悪いのではないかと気づき、テレビを見るのを止めた。そうしたら次の日、外へ出て景色が全然違って見えるではないか。驚いた。おそらく、寝転がって見ていたのが良くなかったのだろう。ふつうにすわってテレビを見ている分には、タテのものをタテとして認識する。寝転がって見るということは、ヨコのものをタテとして認識する必要があるから、目も脳も疲れるのではないだろうか。あくまでもシロウト考えにすぎないけれど、外の景色が違って見えたのだからしかたがない。

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