ひょっこりひょうたん胸

 

・汗一斗水一斗の出入りかな

連日暑い日が続いています。
なかなか涼しくなってくれません。
寒さは度を超すと痛みに変りますが、
暑さも同じで、
このごろは外に出たとき
「暑い」と感じるよりも
「痛い」と感じるときがあります。
忍者のごとく、
またサワガニのごとく、
日陰をさがしてはササッと渡り歩きます。
と、
妙な看板を目にしました。
へ~、
こんな看板見たことない。
はじめて見ました。
下の写真がそれです。
立ち姿がちょっとなさけない。
でも、おかげで、
うっとうしい暑さと眩しい光にうだるようになっていた
頭と体がすこし元気に勢いづきました。
また日陰をさがして
坂道を上っていると、
上から下りてくる女性に目が行きました。
年のころ六十くらいでしょうか。
薄いグレーのTシャツを着ているのですが、
胸に変った大きな模様。
ひょっこりひょうたん島をあしらった
とでもいうちょうな、
白っぽい山が横並びにボンボンッとあって
それがつながっ。
はっ!?
すれちがいざまよく見ると、
模様に見えたのは
模様でなく、
ブラジャーの部分だけが汗に濡れ残り
そこが島のように見えるのでした。
そこを外しては体じゅう、
まったく海のようにどっぷり濡れているのです。
写真に撮ったら、
今年の暑さを象徴する
素晴らしい写真が取れたと思うのですが、
いくら悪ノリのわたしでも、
さすがにそれははばかられました。

・捧げ持ち喉を鳴らして麦酒かな  野衾