対話の必要

 近刊『対話が世界を変える』の著者アンドレア・リッカルディさんは、本書の中で、対話が不可能である人々というカテゴリーをつくらないように注意すべきと仰っている。深い信仰がなければ言えない言葉だと思う。『新井奥邃著作集』完結を機に、対話をキーワードとした本の刊行が成ったことがうれしい。対話はもちろん人との対話もあるけれど、自然との対話、自己との対話、神との対話、いろいろだ。『日中教育学対話』(仮題)という本もシリーズで出すことが決定。