・ひぐらしや道端の草ぼうぼう

毎日上り下りする自宅近くの階段横の草が、
丈三メートルほどになっています。
毎年刈られるのに、
一年でそれほどになります。
根元のところで、
干からびた蛇が死んでいました。
シマヘビでしょうか。
小さい蟻がたくさんたかっています。
翌日も蛇はいましたが、
もう蟻はいませんでした。
蛇が乾きすぎて、
美味しくなくなったのでしょうか。
昆虫記に書いてないかな。
勢いのある草に囲まれていると、
こころが落ち着きます。
子どものころ、
寝床から起きてくると、
父はすでに早朝の草刈りに出ており、
馬屋のまえには刈りたての草が
どかり置かれていました。
刈られた草のむんむんするあの匂いも好きです。

・キャンパスに蜩の声響きけり  野衾

 

 

ツブヤ大学「BooK学科ヨコハマ講座」のお知らせ

春風社事務所を会場にして、
毎月行っているトークイベントのお知らせです。
今月は、
「1枚のポップが本の面白さを伝える」
をテーマに、
有隣堂アトレ恵比寿店に勤務する梅原潤一さんを
ゲストにお招きします。
梅原さんのポップは注目の的、脅威の的で、
「梅原ポップ」を全国に配布したり、
文面を本のオビにつかったりする出版社もあるのだとか。
まさに梅原マジック!
梅原さんがポップをつくると、
なぜ本が売れるのか、
本にかかわる人、本好きの方はもちろん、
商品をどうやってアピールすべきかを
日々考えておられる方は、
ぜひとも聞いてみたいところです。
梅原さんが書かれた
『書店ポップ術 グッドセラー死闘篇』(試論社)に、
つぎのような言葉があります。
「小説を売りたい。でも、小説は売れない。
そんな状況に、私はポップという紙1枚で立ち向かおうと思っている。」

当日は、以下の本について、
梅原さんがつくった実際のポップを見ながら、
「梅原ポップ術」についてうかがいます。
お早目のご予約をお願いします。

奥田英朗『家日和』(集英社文庫)

荻原浩『神様からひと言』(光文社文庫)

貫井徳郎『微笑む人』(実業之日本社)

春日武彦『緘黙』(新潮文庫)

椰月美智子『どんまいっ』(幻冬舎文庫)

上原隆『こんな日もあるさ 23のコラム・ノンフィクション』(文藝春秋)

角田光代『紙の月』(角川春樹事務所)

奥田英朗『我が家の問題』(集英社)

●日時 8月31日(金)午後8時~
●場所 春風社
●参加費 1000円

詳しくは、こちらをご覧ください。