先生とドア

 

 花びらの階段の隅に寄りてあり

先生とドアの関係について書くわけではありませんで、
本のタイトルの頭をつなぐとこうなります。
先生、いのちのことを教えて』と『ドアの映画史』。
なので、先生とドア。
いま、これが売れています。
『先生~』のほうは、
おそらく著者が、
講演の中で本に触れてくださった影響かと思われます。
銃殺刑の場面に立たされ、
九死に一生を得た引地先生だからこそ、
いのちについて、
圧倒的に深く迫力あるお話ができるのかもしれません。
『ドア~』のほうの売れ行き好調の理由が、
いまいち分かりません。
いい内容の本であることは間違いありませんが、
それで売れるほど甘くない。
タイトルが好かったのか、
装丁が好かったのか、
価格がお手ごろだったのか、
それらのコングロマリットなのか…。
先生とドア、
いずれも安くて美味しい、
もとい、安くて面白い本です。

写真は、まるちゃん提供。

 朧にて空にぽっかり祖母の顔

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