文字のふるさと

 

 アイス持つ子の手しっとり濡れてをり

電子書籍ブームに沸いている感のある
今日この頃ですが、
わたしの二冊目の本『父のふるさと秋田往来』を
活版印刷でつくることになり、
編集長ナイ2くんと多聞くんとわたしの三人で、
板橋区にある内外文字印刷株式会社に
行ってまいりました。
ズラリと並ぶ金属活字は、まさに壮観!
詩も哲学も科学も
文字たちによって表現されてきたし、
今も表現されているわけですが、
ここは、
その文字たちのふるさとです。
文字はまず何よりも、
手に取って触れられるモノであることを
改めて知りました。
モノに触れたときに想像力は発動すると言った
竹内敏晴さんの言葉を思い出しました。

 人生は一夜の夢の花火かな

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