2017/06/132017/06/13 風のことば木のかたち ・涼しさや草にならへの声すなり 俳句をやっているせいも少しはあるかと思いますが、 それよりも多く、 年齢が作用しているのでしょう、 ふと立ち止まって 雲をながめ、 風にそよぐ竹の葉音に 耳を澄ますことが多くなりました。 それでホッとし なぐさめられることが多い。 ひとは木に帰って行くんでしょうか。 くらべ、 わが身をふりかえり、 ひとの言葉のうすく儚く。 きょうは朝から雨。 三渓園では、 何十年ぶりかで竹の花が咲いているそうです。 ・夏の風首をかすめて吹き抜けり 野衾 Share