白鷺

 

・白鷺やその痩身の動かざり

この連休期間、
秋田に帰った折に、
家のそばまでやってくる白鷺の姿を何度も目にしました。
池を泳いでいる魚を求めて、
しつこいぐらいに舞い降ります。
その慎重さ大胆さ。
サカナナンテネラッテナイカラネー、
みたいな風をして近づき、
止まるとなると微動だにせず、
と、
すーーーーっと
身を躍らせ、
長い首を蛇のように怪しくくねらせ、
池の中の魚の動きを注視します。
のったりとした山あいの風景ながら、
息のつまる野生が繰り広げられているのでした。

・白鷺や狙い定めて水を突く  野衾

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三浦衛(みうら・まもる) 春風社代表にして自慢大王&悪ノリ大王。体調のいいときは自らを天才と称し、不調の折はちりあくたにも劣るヤツとしょんぼり。

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三浦衛の本


『カメレオン』
 三人ときどき声にならぬ声を洩らし/とろけ とろけ 唾までとばし/クヂるとナメるとネヂるとチョす…(「鳶」) 自在に色を変え、不意に突き刺さる、軽妙なことばの戯れ。秋田方言満載の詩集。本文は金属活字による活版印刷。


『マハーヴァギナまたは巫山の夢』
 三平佐世夫は、千一夜の夢うつつで女と戯れ、印度に旅し、睾丸を抜かれ、鰐を飼い、横浜を彷徨う。言語の崖っぷちを綱渡りする、めくるめく冒険。本文活版印刷に美麗造本を施した平成の大奇書。


『父のふるさと』
 父の目に映じた故郷の風土、ひと、くらし、農事を、愛惜をこめ描きだす。本文は金属活字による活版印刷。「身と蓋函」に納める。


『出版は風まかせ』
 横浜の出版社「春風社」社長が本づくりと会社経営にまつわるエピソードを豊富におりまぜ、創業から10年を振り返る。