今、鎌倉アカデミアが熱い

 

・晴れ晴れの夏空映す水田かな

今から71年前の1946年5月、
鎌倉の地に大学が創立された。
わずか四年半の短い期間だったが、
そうそうたる教授陣の顔ぶれ、
自由な教育方針、
理念の高さから
「幻の大学」として今に語り継がれている。
教育の営みが混迷をきたし、
教育問題が日々
取りざたされる機にあたり、
すばらしいドキュメンタリー映画がつくられ、
まもなく公開される。
『鎌倉アカデミア 青の時代』
がそれだ。
構成・撮影・編集・監督は大嶋拓氏。
71年前の昨日、
すなわち1946年5月14日、
鎌倉大学(のちに鎌倉アカデミアと改称)の第一回の授業が行われた。
それから71年後の記念すべき日の昨日、
劇場公開にさきがけ、
鎌倉市川喜多映画記念館にて
特別上映が行われた。
二時間の一見地味なドキュメンタリー映画だが、
歴史資料の丹念な読解をたて糸に、
関係者へのていねいなインタビューをよこ糸にして、
しずかに熱いドラマがつむがれ
見る者のこころに迫ってくる。
本ならば、
上質のエッセイとでもいえようか。
余白が生きて、
中のコンテンツをゆたかに支えている。
教育が、
建物でなく、
人と人とのこころの通い合いであることに改めて気づかされる。
上質のエッセイがそうであるように、
見終った後、すがすがしく、
さわやかな気分に浸ることができる。
季節はまさに新緑、
自由でのびのびとした
学び舎の空気に触れてみてはいかが…。
新宿ケイズシネマにて5/20(土)~5/26(金)

・むらさきに滴る山の気配かな  野衾

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三浦衛(みうら・まもる) 春風社代表にして自慢大王&悪ノリ大王。体調のいいときは自らを天才と称し、不調の折はちりあくたにも劣るヤツとしょんぼり。

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三浦衛の本


『カメレオン』
 三人ときどき声にならぬ声を洩らし/とろけ とろけ 唾までとばし/クヂるとナメるとネヂるとチョす…(「鳶」) 自在に色を変え、不意に突き刺さる、軽妙なことばの戯れ。秋田方言満載の詩集。本文は金属活字による活版印刷。


『マハーヴァギナまたは巫山の夢』
 三平佐世夫は、千一夜の夢うつつで女と戯れ、印度に旅し、睾丸を抜かれ、鰐を飼い、横浜を彷徨う。言語の崖っぷちを綱渡りする、めくるめく冒険。本文活版印刷に美麗造本を施した平成の大奇書。


『父のふるさと』
 父の目に映じた故郷の風土、ひと、くらし、農事を、愛惜をこめ描きだす。本文は金属活字による活版印刷。「身と蓋函」に納める。


『出版は風まかせ』
 横浜の出版社「春風社」社長が本づくりと会社経営にまつわるエピソードを豊富におりまぜ、創業から10年を振り返る。