日永

 

・永き日の気分ほのぼの何しよか

家人の妹が嫁いだ先が日永家でありまして、
おもしろい苗字だなと思ってきました。
日永は春の季語。
日の短い寒い冬が終わると、
だんだん陽気とあいまって
明るい宵がことのほかありがたく感じられます。
若いころは、
さてきょうはどちら方面へ出向くか、
なんてことを考えましたが、
いまそんなことは全くなく。
それなのに、
そんなときの気分だけは身にのこっていて、
ワクワク感は否めません。

・永き日の遥か山の端見てをりぬ  野衾