日没

 

・春風や入り日山の端燃えに燃え

昇ってしまうとよくわかりませんが、
日の出、日没の太陽は、
山の端との対比から、
ものすごいスピードで現れ、
また消えていきます。
春のあけぼのはたしかにいいですが、
日没もどうしてどうして。
ホーホケホケ
と心細げに鳴いていた鶯が、
このごろやっと
ホー ホケキョ
と、
すばらしい声を聴かせるようになりました。

・鶯も入り日眺めて鳴きにけり  野衾