ホールデン・コールフィールド

 

・春の雨やさしいはずが裏切られ

世に青春の書とよばれる書物がありますが、
J・D・サリンジャーの
『ライ麦畑でつかまえて』など、
その最たるものかもしれません。
若いときに一度読んだきりですが、
記憶を確かめたいこともあり、
再読すべく、
古書で
白水社から出ている新書版のを求めたところ、
2008年8月の段階で、
なんと108刷。
驚くべきロングセラー。
村上春樹の訳による、
キャッチャー・イン・ザ・ライ
のタイトルのも出ましたが、
むかしを懐かしむ気持ちもあって、
野崎孝の訳のにしました。
読み返して感じるのは、
主人公ホールデン・コールフィールドの
繊細さ、生意気さ、痛々しさ。
まだしばらく
青春のアイコンであり続けるでしょう。

・なりふりを構わず養生春近し  野衾

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三浦衛(みうら・まもる) 春風社代表にして自慢大王&悪ノリ大王。体調のいいときは自らを天才と称し、不調の折はちりあくたにも劣るヤツとしょんぼり。

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三浦衛の本


『カメレオン』
 三人ときどき声にならぬ声を洩らし/とろけ とろけ 唾までとばし/クヂるとナメるとネヂるとチョす…(「鳶」) 自在に色を変え、不意に突き刺さる、軽妙なことばの戯れ。秋田方言満載の詩集。本文は金属活字による活版印刷。


『マハーヴァギナまたは巫山の夢』
 三平佐世夫は、千一夜の夢うつつで女と戯れ、印度に旅し、睾丸を抜かれ、鰐を飼い、横浜を彷徨う。言語の崖っぷちを綱渡りする、めくるめく冒険。本文活版印刷に美麗造本を施した平成の大奇書。


『父のふるさと』
 父の目に映じた故郷の風土、ひと、くらし、農事を、愛惜をこめ描きだす。本文は金属活字による活版印刷。「身と蓋函」に納める。


『出版は風まかせ』
 横浜の出版社「春風社」社長が本づくりと会社経営にまつわるエピソードを豊富におりまぜ、創業から10年を振り返る。