・葉の上のまんまるまるの露ひとつ
仕事がら本をいただくことがありまして、
その場合、
なるべく早めに読み終え、
送ってくださった著者に
手紙か電子メールか電話で、
感想を伝えるようにしています。
本を読みながら、
いろいろと思考がめぐるわけですが、
静かに沈んで息つく
こともあれば、
つぎつぎアイディアが浮かび、
そのアイディアが
どういうわけか、
まったく別ジャンルの
思念、語彙、色、イメージに飛び火し、
火花を散らしたり
混交したり。
からだとこころとあたまが
沸き立っているときは、
冷めぬうちに電話をかけます。
・いかにして刷りだしせんや色の秋 野衾