汗どっと

 

・流れずにふくらんで行く夏の雲

お盆が過ぎるとさすがに秋めいてまいります。
朝はまだ暑くなく、
会社までのいつものコースも
気持ちよく。
清々しく。
青春!
てか。
桜木町駅川村屋の「遠藤の青汁」は、
まだやってません。
いいのいいの。
しばらくコンビニで野菜ジュース買うから。
地下道を歩き、
美術館、
にぎわい座、
能楽堂のポスターなんかを冷やかし、
それから前を見て
ゆっくり歩き、
やがて上りエスカレーターへ。
爽やかはつづいていました。
と。
光の量が増し
地上へあと一歩のところで、
饐えた汗の臭いが濁流のごとく押し寄せてきたから堪らない。
くっせー!!!!!
鼻曲がる。
くっせー!!!!!
てめー、
くっせー!!!!!
爽やかな朝だったのに、
くくくっせー!!!!!
どうしてくれるんだ。
にしても、
くっせーよ!!!!!
Tシャツぐらい洗濯しろよ。
自分で臭くないのか。
それで仕事に行くのかよ。
ったくよー。
爽やかな朝は
こうして終りを告げたのでした。

・蜩のゼンマイの巻き緩みけり  野衾