本の旅

 

・靴下を干しサンダル履きの裸足かな

このごろは、
近場でウォーキングをするぐらいが関の山、
旅らしい旅を
あまりしなくなりましたが、
本を読んでいて、
ああこの感じ、
ちょっと旅に似ているなぁ
と思うことがあります。
古いものを読む機会が増えまして、
そうすると、
旅が地理的な移動であるのに対し、
本は、
本を読むことは、
時間的な移動といっていいかもしれません。
ページを繰っているうちに、
どこでもドアならぬ
どこでも椅子、
魔法の絨毯ならぬ
魔法の椅子、
愛用の椅子がタイムマシンになって
時間旅行の扉がひらきます。
いまは鎌倉時代を
ぽちぽち歩いています。

・梅雨の季の最後っ屁のごと雨止まず  野衾